涙に逢うまでさようなら

十七時半には入浴を済ませ、自室へ戻ってきた。

わたしがストレスや疲労は溜めるなと念を押したせいか大翔もそれほど勉強は続けず、十六時過ぎには解散した。


テーブルの上に清涼菓子と二つぽつんと置いてある昼間購入した水を飲み干し、清涼菓子を五粒ほど口に放り、噛み砕く。

タオルを首に掛け、それに付いているフードを被ったままベッドに座り、後ろに倒れた。

しばらくしてベッドに脚を上げ、横たわる形で天井を眺めた。

水を飲んだせいか腹が鳴り、今日なにも食べていないことを思い出した。

カップ麺でも腹に入れておくかと考えたが、食べるのが面倒に思えた。

気持ちとしてはこのまま眠ってしまってもいいのだが、このおよそ二十四時間後、

しばらくなにも入れていなかった腹にものを入れればそこが悲鳴を上げるということは安易に予想できた。

面倒でもなにか入れておかねばと考え直したとき、前回カップ麺の仕入れに出掛けた際に駄菓子を購入していたことを思い出した。

記憶が正しければ、スルメとチーズ、棒状の菓子を購入したはずだ。

そしてそれらを詰め込んだ袋を、カップ麺のかごに入れた。

とりあえずあれらを食べておくかと考え、上体を起こした。