冷酷な王さまは愛し方を知らない


一週間。
ゼルダが提示した猶予。
それを過ぎれば、ゼルダは決断を迫りにやってくる。

国を明け渡すか全面戦争をするか。
戦争となれば城下は戦場となり多くの犠牲が出てしまう。
それだけは避けたい。


でも、ゼルダの要求をのめば、この国はイリア王国ではなくなり、コールド王国の配下となる。
そうなれば、その後アルさまが生きて戻られたとしても、敗戦国の王としておそらく殺されることになるだろう。

どちらに転んでも、絶望しかなかった。
どうすればいい。

どうしたら、うまくまとまるというのだろう。


少ない犠牲で済ませることができるなら。
でも、その方法が私には思い付きはしなかった。