施設では、次々と新しい子供たちが入居してくる。
それは、それだけ毎年のように孤児が多いという事。
そのために施設では１８歳になったら施設を出て一人で暮らしていかないといけないという決まりがあった。
しかし、一人で暮らしていくだけの収入を得るための仕事がない。
それでも、施設にはいられない。
ギリギリの生活を余儀なくされている人が多くいるのだという。
戦も繰り返され、生活が安定していない。
しかし、戦があるため一般兵として入隊すればある程度の生活が保障される。
その為、入隊を希望し一般兵として戦に向かうものも多いのだという。
しかし、それは危険が伴う。
国のために戦うと言えば聞こえがいいが、命を落とすこともあるのだ。
信念をを持って騎士をしている者たちはいる。
国のため、自分自身のため、様々な想いを持って。
しかし、そうではなく、生きていくため戦いたくもないのに戦わなければいけないものがいる。
信念を持って戦えるものと、生きるためにしかたなく戦うものとでは、天と地ほども違うだろう。
