冷酷な王さまは愛し方を知らない



「きゃっ!」



男の一人に思い切り突き飛ばされ地面に倒れこんだ。
その拍子に持っていた花が地面に散らばる。

私は慌ててそれを拾い上げようとした。



「そんな花の心配か?」

「花がそんなに大事ってか?」



男たちがケラケラ笑う。
それでもこれは、私が初めて大事な仕事を頼まれた証なの。

ちゃんと無事にやり遂げなくちゃいけないの。



「それより、俺たちと遊ぼうぜ」



腕を掴まれそのまま仰向けに引き倒される。
身体を身じろいで逃げ出そうとした瞬間、男に馬乗りにされ動きを封じられた。



「いやっ!やめて…!」

「いいね、その顔」




男たちは、私の抵抗も全く堪えていない様子で、私の反応に逆に喜んでいる様だった。
それでも抵抗をやめるわけにはいかないと身じろぐ。



「こんなところで、こんな上玉に出会えるとはな」

「背も胸も小さいのは残念だが、顔はなかなかそそる顔してるしな!」

「離して!」




全く通じない抵抗に、恐怖だけが積み重なっていく。