学校の目の前、私はあまりにも驚きすぎて足が止まった。

「え…。お父さん、もしかしてここって……」
「華ごめんな。もっとちゃんと選ぶべきだった」
「ごめんなじゃないよ!だって、」

ここ明らかに危ないよ!漫画に出てくるような不良のお城じゃないのこれ!
私の高校生活、終わった…絶対終わった。

「とにかく入ろう、先生と約束した時間に遅れてしまうよ」

お父さん冷静過ぎるよ。でももしかしたらいい人ばっかりかもしれないし、入るしかないし。