声が枯れるまで泣き続けた僕は、 ふと思い出したかのように喉の乾きを感じた。 これだけ泣けば水分を欲するのは当然か。 そうして僕は、テーブルの上にあったジュースを一気に飲み干した。 カーテンの隙間から漏れる陽射しのせいでか、 ジュースはぬるくなっていた。 「まぁ、飲まないよりかはマシか。」