未来を見るなら、君と一緒に

「ヤス……?」



どうしようと考えながら、画面を消したスマホが再び明かりを灯したかと思ったら、大学の友達である野宮泰弘の名前が表示されていた。



「もしもし」



正直、ヤスと話している場合ではなかったけどなにかあったらヤスにも協力を頼もうと電話に出てみる。



『陽、お前今どこ?』



スマホから聞こえてきたヤスの声はいつになく焦ってるような気がした。



「まだ学校だけど、どした?」


『いや、俺……高校の友達に誘われてカラオケに来たんだけど……』


「カラオケ……?」



なんとなく嫌な予感がしてゴクリと唾を飲み込む。



『言い難いんだけど……』


「光か?」



口ごもるヤスの様子に嫌な予感は的中したと思った。



『光ちゃん、男に襲われてた』


「は……?」



もっと詳しく聞きたいのに、想像してた以上の出来事にそれ以上の言葉が出なかった。



『俺んちカラオケの向かいだからさ、いま俺んちにいる』


「わかった。光は?」



だから、アプリはカラオケの近くを指していたのか。