「賢晴も悪いヤツじゃないから、許してあげてね」
筆を滑らせながら、そういう潤先輩の顔は好きな人のことを話す顔をしている。
「大丈夫ですよ。別に怒ってません」
俺が、潤先輩を好きだから。
俺が、諦めないなんて言ったから。
だから、賢晴さんの気を悪くしてしまったから。
だから、俺にも責任があるわけで。
ひょんなことから潤先輩と一緒に作業ができることになって、それに内心喜んじゃってる自分もいるわけで。
「陽くんが優秀な後輩だからかな?賢晴、陽くんのことライバル視してる気がするんだよね」
「いや、別に優秀なわけじゃあ……」
それは、俺が潤先輩を好きだって、賢晴さんにバレたから。
いつから知られてたのかからないけど。
気持ちは隠して接してたのに、案外隠せていなかったのかもしれない。
でも、ほかの人に言われたこともないし。
賢晴さんが鋭いだけなのだろうか。
──♪♪♪
潤先輩と俺の筆を滑らせる音だけが響いていたなか、俺のスマホの音が響いた。
筆を滑らせながら、そういう潤先輩の顔は好きな人のことを話す顔をしている。
「大丈夫ですよ。別に怒ってません」
俺が、潤先輩を好きだから。
俺が、諦めないなんて言ったから。
だから、賢晴さんの気を悪くしてしまったから。
だから、俺にも責任があるわけで。
ひょんなことから潤先輩と一緒に作業ができることになって、それに内心喜んじゃってる自分もいるわけで。
「陽くんが優秀な後輩だからかな?賢晴、陽くんのことライバル視してる気がするんだよね」
「いや、別に優秀なわけじゃあ……」
それは、俺が潤先輩を好きだって、賢晴さんにバレたから。
いつから知られてたのかからないけど。
気持ちは隠して接してたのに、案外隠せていなかったのかもしれない。
でも、ほかの人に言われたこともないし。
賢晴さんが鋭いだけなのだろうか。
──♪♪♪
潤先輩と俺の筆を滑らせる音だけが響いていたなか、俺のスマホの音が響いた。



