「ねぇ、陽くん。明日プロ野球があるんだって!」
「あー1年に一回あるやつな」
陽くんとこうして、毎日ご飯を一緒に食べるようになった。
あたしは料理をしないから、陽くんに作ってもらってばかりなんだけど。
「あたし、すっごく行きたいんだけど!」
「んー?それは、俺に車出せと……?」
「もう、一緒に行こうって言ってるの!」
わかってるくせに、意地悪そうに笑う陽くんにはかなわない。
あたしたちの住んでいるところは、田舎で。
プロ野球の球団なんてない。
だから、1年に1回だけ行われる地元の球場での試合が唯一なのだ。
「ごめん、ごめん。分かってるよ。明日、学校も休みだしいこう。潤も仕事休みだろ?」
「うん!」
陽くんは、普段はもちろん学生だ。
平日に週に2回、学校がない日があるからその日に働きにきてる。
そして、それ以外で仕事のない日もあたしのことを迎えにきて、ちゃんとボディガードをつとめてくれてる。
「あー1年に一回あるやつな」
陽くんとこうして、毎日ご飯を一緒に食べるようになった。
あたしは料理をしないから、陽くんに作ってもらってばかりなんだけど。
「あたし、すっごく行きたいんだけど!」
「んー?それは、俺に車出せと……?」
「もう、一緒に行こうって言ってるの!」
わかってるくせに、意地悪そうに笑う陽くんにはかなわない。
あたしたちの住んでいるところは、田舎で。
プロ野球の球団なんてない。
だから、1年に1回だけ行われる地元の球場での試合が唯一なのだ。
「ごめん、ごめん。分かってるよ。明日、学校も休みだしいこう。潤も仕事休みだろ?」
「うん!」
陽くんは、普段はもちろん学生だ。
平日に週に2回、学校がない日があるからその日に働きにきてる。
そして、それ以外で仕事のない日もあたしのことを迎えにきて、ちゃんとボディガードをつとめてくれてる。