未来を見るなら、君と一緒に

「潤!」



息を切らしてまで走ってくる大好きな人の姿。



「そんな走ってきたの?」


「駅にもうすぐつくって聞いたらいてもたってもいられなくて」



賢晴と飲んだ帰り。
陽くんに無事に終わったことを伝えた。

そして、駅についたあたしを大慌てで迎えにきたってわけ。



「ふふ、ありがと」


「賢晴さんとどうだった?大丈夫だった?」


「うん、相変わらずカッコよかったよ」


「へ?」



あたしの答えが予想外だったみたいで、キョトンとしている。



「あたしね、賢晴に一目惚れなんだ」


「あ、うん」


「賢晴も一目惚れだったんだって」


「う、うん」



陽くんの表情がどんどん戸惑いの表情になっていく。



「でもね、今は全然好きじゃないの」



ここらでちゃんと言ってあげないとね。



「うん……」


「あたしは、陽くんが好きだから」


「……へ」



陽くんの口がポカーンと開いたままになる。



「ちょっと、何その顔」



おかしくなって笑ってしまう。