「潤さんはいいの?このままで」
ゼミ会の飲み会から1ヶ月ほど経った、仕事の帰り道。
一緒の勤務だったヤスくんがあたしに問いかける。
「なにが?」
なんのことだかわかってるくせに。
あたしはずっとこうして曖昧にしている。
「わかってるくせになー」
「うるさいなぁ。付き合うと別れがあるもん」
そう。
付き合うといつかは別れがあるかもしれない。
でも、いまのままならずっと仲良くいられる。
あれから、妹の光ちゃんから役目終了を告げられた陽くんはすぐにまた同じマンションに戻ってきた。
それからというもの、また陽くんと一緒にご飯を食べたりする生活が戻ってきた。
「でもさ、もしも陽に他に好きな人ができて、付き合っちゃったらどうするの?」
「……っ」
それは、嫌だ。
なんて言える立場ではないことはわかってる。
「いつまでも陽だって潤さんのことを好きだとは限らないんだよ」
「……っ、そんなの」
わかってる。
人の気持ちなんて、誰もコントロールできない。
自分の気持ちだってコントロールは不可だ。
ゼミ会の飲み会から1ヶ月ほど経った、仕事の帰り道。
一緒の勤務だったヤスくんがあたしに問いかける。
「なにが?」
なんのことだかわかってるくせに。
あたしはずっとこうして曖昧にしている。
「わかってるくせになー」
「うるさいなぁ。付き合うと別れがあるもん」
そう。
付き合うといつかは別れがあるかもしれない。
でも、いまのままならずっと仲良くいられる。
あれから、妹の光ちゃんから役目終了を告げられた陽くんはすぐにまた同じマンションに戻ってきた。
それからというもの、また陽くんと一緒にご飯を食べたりする生活が戻ってきた。
「でもさ、もしも陽に他に好きな人ができて、付き合っちゃったらどうするの?」
「……っ」
それは、嫌だ。
なんて言える立場ではないことはわかってる。
「いつまでも陽だって潤さんのことを好きだとは限らないんだよ」
「……っ、そんなの」
わかってる。
人の気持ちなんて、誰もコントロールできない。
自分の気持ちだってコントロールは不可だ。