それでも、勘違いはされたくなかった。
「あ、うん。わかった」
潤がそう返事をしても、掴んだ腕は離せずにいた。
潤の腕をつかんでいる指先が熱くなる。
ドクンドクンと、自分の心臓が動いているのがわかる。
隣にいるだけでドキドキしちまう俺が、よくこうしていられてるなと自分で感心するくらいだ。
「潤は、まだ賢晴さんが好き?」
さっきも聞いたのに。
この答えはさっきも潤が口にしていたのに。
どうしてめ確かめたかった。
「え?好きじゃないよ……?」
俺の質問の意図が分からない風で、首を傾げる。
「俺は、賢晴さんの隣で笑ってる潤が好きだったよ」
「え……?」
潤の瞳には困惑の色が浮かぶ。
「賢晴さんとヨリを戻して欲しいとかじゃなくて」
「うん……?」
「ずっと、いつかその笑顔を俺の隣で見せてくれたらいいのにって思ってた」
「……え?」
潤の返事とともに、俺らを取りまく空気が一瞬にして変わった気がする。
「あ、うん。わかった」
潤がそう返事をしても、掴んだ腕は離せずにいた。
潤の腕をつかんでいる指先が熱くなる。
ドクンドクンと、自分の心臓が動いているのがわかる。
隣にいるだけでドキドキしちまう俺が、よくこうしていられてるなと自分で感心するくらいだ。
「潤は、まだ賢晴さんが好き?」
さっきも聞いたのに。
この答えはさっきも潤が口にしていたのに。
どうしてめ確かめたかった。
「え?好きじゃないよ……?」
俺の質問の意図が分からない風で、首を傾げる。
「俺は、賢晴さんの隣で笑ってる潤が好きだったよ」
「え……?」
潤の瞳には困惑の色が浮かぶ。
「賢晴さんとヨリを戻して欲しいとかじゃなくて」
「うん……?」
「ずっと、いつかその笑顔を俺の隣で見せてくれたらいいのにって思ってた」
「……え?」
潤の返事とともに、俺らを取りまく空気が一瞬にして変わった気がする。



