ベッドの購入は止めれなかった。そう思いながらもお金は月いくらかで返すと言ったら怒られた



「こんな言い方はしたくないけど。君がそんなに言うなら仕方ないね……俺は遥を拾った。だから、遥の主人でもあるんだ、主人が拾ったものに物を与えるのも与えないのもかってだ。遥は俺に大人しくかわれてなさい。」




そういった誠さんに頷くしかなかった。だって彼は………とっても怒っていたから……




それから、いろんなものを買った、猫のも忘れずにほんと沢山。服なんて持ちきれないから宅配で頼んでたし……猫の玩具は最初から宅配してもらってた。




ある程度かって帰った頃には日が沈み始めていた。時計を見て誠さんはどこかに電話をかけていた。




それを見ながらも私の部屋と与えられた部屋に入ると今日買ったものが全て置いてあった………ほんと何者なんだろ……そう考えながらも荷物を整理して、タンスやクローゼットに閉まって一段落すんでほっと一息つく……




私の部屋は黒と白でちょうどいい感じに整えられていた。落ち着く空間にほっとしていたら猫が入ってきた。どこからだろ。と、思ってあたりを見渡せばドアに猫用のドアがいつの間にか設置されていた。



それを見ながらも猫を抱えて撫でる。




「君のおかげですね。良いご主人に巡り会えた……」


「ニャー」




私の言葉にもっと褒めろ。とでも言うかのように一鳴きして猫は頬を擦り寄せてかる。



そうしていたらリビングから呼ぶ声が聞こえてきてリビングに向かった。




リビングに行くと猫は腕から飛び降りて真新しい猫用のソファーに座っていた。




「あ、遥……俺は今から用事があるから出かけるけど……料理出来る?」



「大体はできます……」



「そっか!それは良かった。あ、でもめんどくさかったら宅配してもらってもいいからね?これが、住所で家の電話番号、それと、俺の電話番号。この家にあるものは勝手に使っていいからね?何かあったら連絡すること!知らない人は家に入れないで。居留守するんだよ?それから、今度遥の料理を食わせてね?じゃあ!火の取り扱いにきおつけて!行ってきます!」




そう言い残し急いで出かけていく誠さんに行ってらっしゃいを言って鍵を閉める。私は取り敢えず夕飯を食べるために準備に取り掛かろうとするが……お腹は減っておらず……猫のご飯だけを用意する。




猫にお前は?と言いたげに見られていたが、私はいらないから食べていいよ?と言うとニヤーと鳴いてご飯を食べていた。私ソファーに座りテレビをつけてテレビを見ていた……