「へー、オトンにそんな時があったの?信じられないなー。イエロー」

《ミドリにも、デレデレだからなあやつは》

〈開き直ると凄いわねー、人間って〉

「うっせ‼︎ 人間いつかは死ぬんだ。なら、伝えたもん勝ちだと怒られたからなー。可愛い静流に」

「ぅえー。オトンもう良い加減にしても良くない。35じゃん‼︎」

「ヤダ緑ヤキモチ?でもダメよー。一葉は私のだからね。ほら、学校でしょ‼︎」

「…マジ違うし」

娘の緑が呆れて席を立った。