「おはよう」



『おはよう。…それにしてもほんと身長伸びたわね。未だに見慣れないわ』



「そろそろ見慣れてくれよ」



『ちゃんと大人みたい』



「もう大人なんだよ。…見た目だけならフレイヤと同じくらいさ」



『そうね、見た目だけなら追い付かれちゃったわね』



「僕の方が先にお爺ちゃんになって、先にあの世へ逝っちゃうな、はは」



『あら、ほんとねえ。私の遊び道具がいなくなっちゃうわね』



「なんだよ遊び道具って…。母さんは…」



『ふふ、母さんって久しぶりに呼ばれた』



「…。行ってきます」



『行ってらっしゃい坊や』






「…いつまで坊やって子供扱いすんだよ」