翌日、私が課長に話をする時、けいちゃんも同席してくれた。
「遥には残業はさせられません。
人を増やしてもらえないなら、今すぐ、遥を
やめさせます。」
けいちゃん、また辞めさせます宣言!?
「事情は、分かった。
早急に仕事内容を整理して、誰か1人付ける
から。
それにしても、まずは、おめでとう。
人を増やすのに、説明がいるけど、妊娠
してる事、言ってもいいか?」
「はい。」
私が答えると、けいちゃんも私を見て、頷いた。
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2月末。
坂野くんと大野くんが頑張ってくれたお陰で、何とか形になりつつある。
私が、けいちゃんには逆らえず、定時で帰り続けた結果、坂野くんと大野くんの残業時間は80時間を超えた。
私は、出来上がった所から、テストを開始する。
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3月末。
私たちは無事、納品を終えた。
打ち上げ…といきたい所だが、私は未だ悪阻の真っ最中。



