ーーーしとしとと降ってた雨が、いつの間にかザーーッと激しくなってきた。
曲がり角に辿り着くと、先輩とはここでお別れ。
「じゃあまた」
そう言って先輩に手を振ろうとすると、
「気を付けて帰れよ」
と、頭をポンポンしてくれた。
…っ。
こういうこと、普通にするんだから…。
期待しちゃうよ…。
もしかしたら…って。
そんな気持ちを悟られないように、口を開く。
「大丈夫ですよ!家すぐそこだし、子供じゃあるまいし…!」
あぁ…また可愛くない振る舞いをしてしまった。
「そっか。お前は危なっかしいからなぁー。滑って転ぶなよ?」
「っ!転ばないです!」
「ははっ、じゃあな」
おかしそうに笑うと、先輩は手を振り歩き出した。
曲がり角に辿り着くと、先輩とはここでお別れ。
「じゃあまた」
そう言って先輩に手を振ろうとすると、
「気を付けて帰れよ」
と、頭をポンポンしてくれた。
…っ。
こういうこと、普通にするんだから…。
期待しちゃうよ…。
もしかしたら…って。
そんな気持ちを悟られないように、口を開く。
「大丈夫ですよ!家すぐそこだし、子供じゃあるまいし…!」
あぁ…また可愛くない振る舞いをしてしまった。
「そっか。お前は危なっかしいからなぁー。滑って転ぶなよ?」
「っ!転ばないです!」
「ははっ、じゃあな」
おかしそうに笑うと、先輩は手を振り歩き出した。



