やっぱりお前にだけは
俺の本音を見せるべきだったのかもな

彼女にまで隠し事ってダメなことだよな。

そんなことを思いながらあいつの歌をきいていたら

俺の名前を読んで
元気に手を振ってる坂本 成海と、クール系の
女がいた。

とりあえず手を振り返したが
俺は正直今明るく振る舞うのは大変だった。

さらに追い討ちではないかもしれねーが
成海があの人歌上手いねっていったのが
今の俺には結構きつくて

つい
ああとしか答えることができなかった。

このままじゃ俺の性格、本性がバレちまう
そう思った俺は
あいつの歌がおわったのと同時に体育館をあとにした。