「どうした?」 不思議そうな顔をする岸本さん。 「生徒会に新しい人員を追加しようと思ってるんだ。いいかな。」 王子のその一言に、周りがざわつき始める。 「新しい人員?でももう担当は割り振ってあるだろ?」 「そうなんだけど…新しく、生徒会補佐…まぁお手伝いさんとでも言おうか。追加したいんだ。」 「お手伝いさんって…」 岸本さんが困り果てている時、 「お手伝いさんでもいいから私やりたい!」 誰かがそう言うと、私が私が…とその場は先生達が止めに入るほど騒ぎになっていた。