沢山の人混みの外から、王子を見ていた私。 遠くから見ると、やっぱり彼はスターなんだと思い知る。 あの部屋で話していた王子は、なんだか近くに感じて…色んな事言っちゃったけど… 私があの部屋に行かなければ会う事もないし、ウサギは諦めるしか… そう思っていた時だった。 パチッ…と王子と目が合う。 「ん…?」 段々とこちらに近づいてくるのが分かる。 え、ちょっと…待って。 この状況で話しかけてこないでよ!?