超レ欲ス

それにしても近江、面倒見がいいというか、お節介というか……。

いや、いいのだが。

「それにしても、お節介さんだよね、キミ」

ああ、やっぱり浅瀬さんもそう思う……って、え?

「嶋村くん、だったよね。あの時はどうしたのかと思ったよ?急に来て、ユタカ連れて行っちゃうんだもん。私、まだコイツのアドレスもらえてなかったのに。関係なかったでしょ?私たちのこと知ってたわけでもなくって。それって単に、ユタカと近江ちゃんの仲を心配してってことだよね?それってなんてゆうか……」

ぐわぁっ!

い……痛いところを……。

なんか言え、なんか。なんでもいいから!

「……そりゃ……、付き合いは短いっていっても、友人が浮気してるっぽい現場を見かけてしまったんだ。道は正してやらなきゃいかんと思ったんだよ。だってまさか、そんなややこしい事情があるなんてわかんないだろ、端から見ただけじゃ」

「そりゃま、そうだろうけどさ。でもやっぱ変じゃない?私たち、メアドの交換してただけだよ。それで浮気って、そんなに厳しいの?嶋村くんの基準って」

ぐ……。チクチクとつつくなぁ。

なんだよ、いいじゃねえか、放っとけよ俺のことなんか。

なんでこうねちっこい言い方すんだ、この女。