3月9日・・・

それから、私はちょくちょく彼と会うようになって、仕事も休みがちだった。
彼には、仕事を休んでいる事も話してはなかった。休みが多いとそんな嘘をまた重ね・・
職場も、休むうちに行きにくくなり・・私は、連絡なしに職場を辞めた。
10代のころなら、若いからって許されたかもしれない。でも、二十歳すぎて、周りに迷惑をかけて勝手にやめるのは常識がない・・。そんな、状況を察知した私の家族は、私の嘘を見抜いた。親に怒られてそれに逆切れをして大きな
喧嘩に発展してしまい、私は、家を出た。家を出たというよりは、家を出された。行き場のない私だった。甘く考えていた結果がこんな状況を招いてしまった。
そんなとき、彼から、連絡がタイミングよくきた。何かを彼も察知するように。
「今、暇?俺、暇だから家にくる?」私は、行くあてもないので彼にすぐに
連絡をして、迎えに来てもらった。泣いている私を何も聞かずに、「乗れ」と言って
彼の自宅までむかった。初めての彼の家・・まさか、寮だとは知らずに私は驚いた。
彼の言っていた職業は嘘だと思っていた。でも、本当だったんだって・・
「入って大丈夫なの?」私が聞くと、「いいよ。早く中に入れ」と言われ
部屋の中にむかった。一人暮らしの男性の家にしては、かなり綺麗に片付き、汚れている
場所なんて見当たらなかった。「綺麗にしているんだね。」「ちらかっているのとか嫌なタイプで、なんというか、潔癖みたいなとこあんだよね。」広い部屋に、綺麗な部屋だから、彼女がいたら・・なんて少し心配はしたけど、綺麗好きって事が分かり少し安心した。