その後、辰也はゲームの実況動画を見始めると大声で笑い出した。それならまだいいけど、ゲームを再開すると暴言が飛び出てくる。
結局、五時ごろゲームを再開して六時にお母さんが帰ってくるまで、暴言は止まなかった。
お母さんが帰ってくると声のボリュームを下げている。しかし外に声が漏れてくるのは変わらない。お母さんはうるさいなと思いつつも止めなかった。
夜はハンバーグで、分厚いハンバーグを箸で切りながらソースを絡める。
お母さんが今日の自主勉どうだった?と聞いてくる。
それに、友達にも教わったからわかるようになった、と嘘をついた。
先生の説明は何を言ってるのかわからないし、友達にも聞いてすらいない。わからないから聞くほど本当は勉強熱心じゃないし。
その場をしのぐための嘘をつく癖がついてしまっていた。私の本当のことなんて、誰にも話せない。
先生にも、友達にも、家族にも。
友達が教えてくれたんだ、いいね。なんて笑うお父さんを見て、心が痛くなった。
結局、五時ごろゲームを再開して六時にお母さんが帰ってくるまで、暴言は止まなかった。
お母さんが帰ってくると声のボリュームを下げている。しかし外に声が漏れてくるのは変わらない。お母さんはうるさいなと思いつつも止めなかった。
夜はハンバーグで、分厚いハンバーグを箸で切りながらソースを絡める。
お母さんが今日の自主勉どうだった?と聞いてくる。
それに、友達にも教わったからわかるようになった、と嘘をついた。
先生の説明は何を言ってるのかわからないし、友達にも聞いてすらいない。わからないから聞くほど本当は勉強熱心じゃないし。
その場をしのぐための嘘をつく癖がついてしまっていた。私の本当のことなんて、誰にも話せない。
先生にも、友達にも、家族にも。
友達が教えてくれたんだ、いいね。なんて笑うお父さんを見て、心が痛くなった。



