黒いモヤが私を追いかけてくる。 それも猛スピードで。 私はそのモヤから必死に逃げてきていた。 そして、もうついに、走れなくなった時。 「大丈夫?」 ある1人の男性が私に話しかけてくれた。 顔は……よく見えなくて、 もちろん名前も分からない。 でも、優しい声をしていた。 そして、「大丈夫。僕がついてるからね。」 と言ってくれたのだった ー