虚構のシナリオ

裕子に手当てを施していた医師が
平野にむかって首を振る。



平野は何も言わず下を向く。



「はははは!平野さん!



私の供述書呼んでくれましたよね?
あれにはね、



あれにはまだ続きの話があるんですよ!」


ある種、快活に笑いながら
松井は平野に向かって叫ぶ。