「きになってたんだけどさ」
こうたくんが何かに言いかけ、わたしは顔を上げた
「君、誰?」
よっしーのことをまっすぐ見つめて言った
その表情はとても冷たい感じがした
なんだろう、と思いながらもよっしーを紹介した
よっしーの隣に行って
「えっと、彼はよっしーです!同じクラスでいつメンなの!」
「おまえ、よっしーじゃなくてよしきくんだろっ。はじめまして、田河好樹です。」
よっしーはわたしの頭を小突いてからこうたくんに挨拶した
意外と礼儀正しいじゃんか
全然わたし達の時と雰囲気違うし…
「はじめまして!下矢昂太です!あいなの彼氏です」
こうたくんはなんとなく作り笑いな感じの笑顔でよっしーに挨拶した
こうたくんが手を差し出した
よっしーがその手をとると
「1ついいかな?」
こうたくんはよっしーに笑顔を向けながら言う

