こっちに近づいてきてくれた
なんだか近くに寄ってくると表情が少し曇っているように見えた
でも、すぐにいつもの表情に戻った
わたしの勘違いかな
「あいな、どうした?」
「あのね、今度の体育祭でカップル対抗っていうのがあるんだって!一緒に出ない?」
こうたくんの表情を伺うと小さい子供が誕生日のプレゼントをもらった時のような喜びに満ちているような表情をしていた
「でるでる!一緒にでよっ!」
こうたくんはわたしの肩を掴み顔をキスができそうなほど近い距離に近づけて言った
こんなに興奮しているこうたくんは初めて見た
「うん!でよ!」
そんなこうたくんを見れて嬉しくてわたしもテンションが上がってしまって周りが見えなくなっていたら
「あの、人の目少しは気にした方がいいっすよ」
わたしはよっしーがいたのを忘れてしまっていた
「あ、ご、ごめん///」
そうしてこうたくんから離れた
よく見ると教室の中からもニヤニヤと先輩たちがみんな見ていた
は、恥ずかしすぎる
わたしが顔を隠して恥ずかしがっていると

