俯いていたら




ぽんぽん




「えっ…」




バッと顔を上げると







「俺がいるだろ?」




よっしーがわたしの頭をぽんぽんとして微笑んでいる









わたしもよっしーに微笑み返して




「うん!そーだね!わたしにはよっしーがいる!よっしーもう大好き!」





そして抱きつく









私にとってよっしーは頼りがいがあるお兄ちゃんみたいなもんなんだ




「お年頃の女の子が抱きつきながらそんな事いったら馬鹿な男は勘違いしちゃうよ?」




よっしーはわたしの体を離して顔を覗きながら言う








「でも、よっしーは馬鹿な男じゃないでしょ?」




首をかしげて言った










よっしーは呆れた顔しながら





「ははは、確かにな。よし、下矢先輩のとこ行くか」






あ、そーだった!またこうたくんに会えるのか









「うん!早く行こ!」







こうたくんのことを考えると自然と頬がゆるんじゃう











よっしーから離れて扉の近づいていく





「そんな顔させられんのは下矢先輩だからか……」





「え?なんか言った?」





「何でもねーよっ」