「そーですけど、なにか?」



こうたくんが最っ高の作り笑いで岡田先生に答える








「お前ら…まさか付き合ってるってわけじゃねぇのか?」




もう分かっているのに聞いてくる







性格悪い先生だな…








よしっ、ここは私が誤魔化そう!









この先生にバレるのはめんどくさそうだし








私が誤魔化そうとした時






「ちがっ「付き合ってますよ」



そっと私の手を取り先生の目の前に出した









「っっっっ!!!」



わたしは言うと思ってなかったし、ましてや手なんてつなぐと思わなかった








「なっ!」



岡田先生もこうたくんが誤魔化すと思っていたらしく言葉が詰まっている









するとこうたくんはあたしの手を引き


「行こう」



「あ、うん」




私たちが去っても岡田先生は驚きを隠せてなかった






周りからは感心する声がうっすらと聞こえた