あ、あとちょっとでラストだ…。 奈都がその小説を読み終わり、本を閉じた時。 表紙の絵が動き、扉が現れた。 奈都は気を失い、その扉の中へと吸い込まれていった。 所有者を失った本は重力に従い、床へ落ちた。 .