座席表が前に張り出されていた

「……えっと私の席は」

私の席は窓側の1番後ろみたいだ

四季は、ドア側の1番前か

「……離れちゃったな」

「誰と離れちゃったの?」

前の席の女の子に話しかけられたみたいだ

「……っ、何でも何でもないの!!」

「クスッ、慌てすぎ!!」

目の前の女の子がおかしそうに笑っている

(……優しそうな女の子だな)

「ねぇねぇ、紗枝ぴょんって呼んでもいい?」

「……いいよ」

(センスは0みたいね……)

「私の事は、紗枝ぴょんの好きなように呼んで!!」

「……じゃあ亜里沙ちゃんで」

「うんっ!!」

亜里沙ちゃんは嬉しそうに微笑んだ


「紗枝ぴょんの髪の毛長くて綺麗だね!」

「……そう?ありがとう」

自慢じゃないが、自分の髪の毛には少し自信がある!毎日ヘアケアを怠らない成果が出ているみたいだ

……きっかけは四季だったな

何でもかんでも四季が結びついてしまう