学校の前ではクラス表の前に人だかりが出来ていた。

……四季と一緒のクラスになれますように

「……お前、クラス表見えるか?」

「馬鹿にしないでよっ!見えるわよっ」

私は精一杯の背伸びをしたが全然見えない。

「…ハハッ、見てくるから待ってろ」

四季が人だかりの中に入っていく。

…昔は同じくらいの身長だったのに大きくなったな

「…ねぇ、今の男の人カッコよくない?」
「分かる〜!レベル高いよね!!」

近くで四季を見る女の子達が騒めいている

「…やっぱり側から見てもかっこいいよね」

四季は、茶色がかったサラサラの髪に吸い込まれそうな瞳、スッと通った鼻筋、薄くて綺麗な唇、おまけにスタイルも抜群だ

……女の私でも羨ましい

「お〜いっ、俺たち同じクラスだぞ!」

四季が遠くで叫んでいる

やったー!四季と同じクラスだ

私はニヤけるのを必死に堪えた