トシノサ恋 ~永久に…君に~

「……あ、うん…。」

……新井くん、来ないのかな…

せっかく…4人分盛ったのに…。

空いている席を残念な気持ちで

見ていると

ガタ……

扉が開き…新井くんが少し

気まずそうな顔で立っている。

「…あ、新井くんっっ……。」

声が思わず、うわずってしまう。

「……ども…」

新井くんは、掠れた低い声で

それだけ言うと

自分の席に座って

「…いただきます……」

と言って、一緒に食べ出した。

「…焼きそば美味しいっ!」

美桜ちゃんが私の顔を見て

可愛くはにかんだ。

美桜ちゃん、カワイイ…。

「…え、そうかなっ…」

私は、少し嬉しくなる。

「…うん、焼きそば美味しいっ。」

恵くんも私を見て笑う。

そんな事言われたの…久しぶりだ…

喜びたいけど…

焼きそばを褒められて喜ぶのって…

どうなの?

な、何か…照れくさいっ…。

「いや、焼きそばなんて…

カレーと一緒で

誰が作っても、だいたい同じ味に

なるから…。」

そう言って私は、照れくさいのを誤魔化して

食べようとした時…

「…プッ…」