トシノサ恋 ~永久に…君に~

「……それが…まだ体調が

良くないんだ…。

熱は下がったんだけど…

ずっとダルそうで。」

「…え、まだ…心配だよね…。」

「だから……先生…

兄ちゃんが元気になるように

何か作ってよ!」

そう言って笑う恵くんの顔はどことなく

新井くんに似ていた。

「……じゃあ…ちょっと様子を見に

行かせてもらうね。」

正直…あの日から

新井くんに会わせる顔がなくて逃げてた。

本当は、今も川津さんに言われて…

逃げ出そうとしていた。

本当にどうしようもない私…。

そんな自分が嫌になる。

けど今は…

新井くんに謝るのが一番大事で

何よりも優先しないといけない…。

私、一人の大人としてちゃんと

新井くんに話をしないと……。

ガチャ

「…ただいまぁ~」

「お帰り~」