トシノサ恋 ~永久に…君に~

観覧車乗り場に到着したのは

16時だった。

「じゃあ、チケットを買ってくるから。」

「……うん、ありがとう…。」

新井くんは、チケットを買いに列に並んだ。

私は、近くのベンチに座って

並んでいる新井くんを見ていた。

観覧車乗り場のチケット売り場に

並んでいるのはほとんどが

高校生や大学生くらいのカップルで

その中にいる新井くんを見て彼は周りに

違和感なくよく馴染んでいた。

隣にいた若くて可愛らしい女の子と

お似合いだった。

しみじみ彼がまだ高校生だと感じた。

「……若いなぁ…。」

私にもあれくらい若い時はあった。

それに今だって……

結婚適齢期で世間的にはまだ

そんな年という年齢ではない…。

ただ…相手が新井くんだと

私は一気に年を感じてしまう。

観覧車に乗ったら…

きちんと彼に伝えよう。

ポツリ…ポツリ…

「…雨…?」

雨が急に降りだし辺りを見渡したが

近くに雨宿りできる場所がない。

どうしようか……。