トシノサ恋 ~永久に…君に~

初めは、本当にそれだけだった。

だけど…

彼を知れば知るほど…

私が思っている以上に

彼は、強くて、大きくて…そして

優しさに溢れている人だった。

助けようと、支えようと思っていた

私の方が数えきれないほど助けられて

支えてもらってた…。

沢山、救われた…。

今、こうやって…

ここに立って…

こうして話す勇気をくれたのも

諦めない気持ちを教えてくれたのも

全て、彼が私に教えてくれたんです。

私は、教師という立場でありながら

彼と一緒にいたいと思ってしまった。

…好きになっていました。

許されない事だとわかっていましたが

どうしようもなく、惹かれてしまった。

私は、教師失格です。

私は皆さんの前に立つことを

許されない人間です。

皆さんに不快な思いそして

辛い思いをさせてしまい

本当に本当にごめんなさい…。」

静まり返った体育館で最後に続けた。

「でも、これだけは信じて下さい。

彼は…新井光くんは、何も悪くないんです。

全て、私の責任です。

この責任は私がとります。

だから…

彼が学校に帰ってきたら温かく

迎えて下さい…。

彼はきっと、あなた達の

最高の仲間になれます…。

お願いします、先生方も温かく

彼を見守って下さい。」

話が終わり、私は深々と頭を下げた。

そして壇上から降りようとした時…

ガラッッッ

勢いよく体育館のドアが開いた。