「……え?」

「…ズルいよ……そんな風にされたら

私…

どうしたらいいのかわからなくなる…。

ダメだってわかっていても……

新井くんに会いたくなっちゃう…。

会いたくて…たまらなくなる。」

顔から火が吹き出しそう…。

身体中が熱くてたまらない……。

こんな事、言ってる自分が

恥ずかしいのに…

言わずにはいられない。

苦しい…胸が苦しい。

本当、どうしようもないくらいに

バカだってわかってる。

「……紗和……」

ガバッ…

「…えっっ!」