だけど…それでも……

私は、本当に勝平が大切だった。

大事にしていきたかった。

「…私…」

「……何?」

「勝平の事が一番大切だよ?

でも…

明日、いきなり仕事を辞めるなんて

できない。

…そんな無責任な事はできない…。」

「…じゃあ、あいつを辞めさせる。」

「……え、あいつって?…。」

新井くん…を?

「え…やっ、ダメ…止めて…っ!

そんなの絶対に止めて…

新井くんは、何も悪くないから…っ!」

「お前…庇うのかっ、あいつを…っっ!」

勝平が私の肩を強く掴む……。

さっきより鋭い痛みが走る。

そんな私の表情に勝平は、不信な瞳をする。

バッッ、ブチッ……

「…いや…何するのっ…!」

勝平が私のブラウスのボタンを

引きちぎって破った。

「はっ…紗和…何だよ、これ……」

私の肩にはさっき、襲われた時に

強く掴まれてた時のアザが

生々しくついていた。

「……やめて……」

私が破れたブラウスを前で合わすと

勝平は、無理矢理私の服を脱がした。

「や…やだっっ」

ガタンッッッ

……でも

男の力に勝てる訳もなく

私は、ブラウスを脱がされ…

下着姿にされ床に体を押さえつけられた。

「…おい…何だよって聞いてるだろ?

まさか…アイツがしたのか?」

「そ…そんなわけないでしょっ!

…やめて……もう、やめて…。」