『終わった。片付いた。』 麗夜君の声に 心を撫で下ろした。 「怪我はどう⁇帰って来れる⁇」 『大丈夫だろ、怪我はしてるけど 骨までは いってないだろうし。 透哉も自力で大丈夫だって。』 遠い声で向こう側の2人が言い合っているのが聞こえる。 殴り合いの喧嘩の次は 口喧嘩⁇ "あっ、もう!" という麗夜君の声の後 聞こえて来たのは 『美嘉、居るか⁇』 という透哉の声。