「どんな事情があったのか、知りたいんだけど……聞いて大丈夫?」 麗夜君なら、知っているべきだろう。 そう思ったから 一昨日のこと、全てを話した。 「うわー……また、透哉がヤラかした、って感じだね……そうかそうか。 美嘉ちゃん、悪いことは言わない。 透哉には早いうちに見切りつけた方がいい。」 「うん……」 私もそう思う。 というより、もう 獅龍の姫でもなんでもなくなったから 既に透哉との縁は切れたも同然?