『嘘吐くなよ!!!
なら、何で 静香はこんなんになってんだよ!!!』
大声で怒鳴った透哉。
……あんなに機嫌が悪くみえた原因はこれか。
私が犯人だと思い込んでいるから。
『知らない。知らないよ!
私、静香と四六時中 一緒に居たりしないもん!』
学校だって、違うし。
接点なんて、獅龍のことくらいで。
『仁亜は、どう思うんだよ?』
透哉は仁亜に問いかけた。
『分からない。
僕には美嘉がそんなことをするようには思えない。
でも、実際 静香ちゃんが そんなことになっていて……正直 気持ちも頭も付いてこない。』
『それでいいと思う、俺もだ。
もう少し 時間が欲しい。』
幹部の "北見流星" 。



