「どうしよう……。やっぱり……そうだったの……」
桃ちゃんは顔を歪めて困ったように宙を仰いだ。
「桃ちゃん、美波ちゃんと何かあったのぉ?」
「え……?」
「カンナと桃ちゃんの仲でしょ~?ちゃんと教えて?」
必死に頼むと桃ちゃんは渋々答えた。
「昨日の夜……電話がかかてきたの。美波ちゃんから……。美波ちゃんから連絡が来るなんて滅多にないから嫌な予感はしてたんだけど……」
「うん、それで?」
「美波ちゃんの家をカンナちゃんに教えたことを知られちゃって、少し怒られちゃったの。それだけだよ」
桃ちゃんが嘘をついているのを瞬時に悟る。
「嘘。本当は美波ちゃんになんて言われたの?カンナのことをネタに脅されたりしてない?」
「脅されてなんていないよ!」
むきになって答えた桃ちゃんにカンナは小さく頭を下げた。
「ごめんねぇ、桃ちゃん。カンナ……桃ちゃんにまで迷惑かけちゃってるね」
美波のターゲットは今はカンナだ。
でも、いつ桃ちゃんに牙をむいてもおかしくはない。
桃ちゃんは顔を歪めて困ったように宙を仰いだ。
「桃ちゃん、美波ちゃんと何かあったのぉ?」
「え……?」
「カンナと桃ちゃんの仲でしょ~?ちゃんと教えて?」
必死に頼むと桃ちゃんは渋々答えた。
「昨日の夜……電話がかかてきたの。美波ちゃんから……。美波ちゃんから連絡が来るなんて滅多にないから嫌な予感はしてたんだけど……」
「うん、それで?」
「美波ちゃんの家をカンナちゃんに教えたことを知られちゃって、少し怒られちゃったの。それだけだよ」
桃ちゃんが嘘をついているのを瞬時に悟る。
「嘘。本当は美波ちゃんになんて言われたの?カンナのことをネタに脅されたりしてない?」
「脅されてなんていないよ!」
むきになって答えた桃ちゃんにカンナは小さく頭を下げた。
「ごめんねぇ、桃ちゃん。カンナ……桃ちゃんにまで迷惑かけちゃってるね」
美波のターゲットは今はカンナだ。
でも、いつ桃ちゃんに牙をむいてもおかしくはない。



