イジメ返し3

「美波ちゃん、どう~?やられる側になった気持ちは」

「アンタが全部仕組んだことだったの!?こんなことしてタダで済むと思ってんの!?」

「え~?それ、カンナのセリフ。ママのこと殺したくせに、タダで済むと思ってるのぉ~?」

「アンタの母親は自殺でしょ!?あたし達が殺したんじゃないし!逆恨みもいい加減にしてよね!!」

「美波ちゃんたち家族はママの体を直接傷付けたわけじゃないよね」

「そうでしょ!?」

「でも、心を傷付けた。目には見えない部分を傷付けられてママは死を選んだの。死ぬのって怖いよねぇ。ものすごい恐怖だよ。でも、その恐怖を超えるぐらい生きていることが苦しい。生きていたくないと思わせてしまう極悪非道なことをしたのは美波ちゃんたちだからねぇ」

「だから――」

「大人も子供も関係ないよ~?イジメはイジメ。相手を傷付けた分の痛みは受けるべきなの。でも、警察も司法もすべては裁いてはくれない。だから、カンナがやる。ママの仇はカンナがとるってそう決めたの」

カンナの目には真っ黒な闇が広がっている。

顔は笑っているのに目は笑っていない。