イジメ返し3

それからは桃を執拗にイジメた。

何も言い返してこないあの子をイジメるのはあまり張り合いがなかった。

でも、あたしが桃をイジメていることにカンナが気付いた。

そこからカンナは事あるごとに桃をあたしから守るようにかばうようになった。

『桃ちゃんとしゃべったらダメだからね!もししゃべったらもう仲間にいれてあげないから!』

『うん。いいよ。カンナは意地悪な美波ちゃんの仲間になりたくなんてないもん』

カンナを桃から引き離そうとしても、カンナはあたしの思い通りになってくれなかった。

どんな手を使っても桃を見捨てようとしないカンナにあたしは苛立っていた。

そして、あの日……あたしは桃を滑り台から突き落とした。

そして、ひょんなことからカンナもあたしを滑り台から落とした。

わざとではないと分かっていた。でも、両親はここぞとばかりにカンナの両親を責め、お金を引き出し、挙句の果てにカンナの母親を自殺に追い込んだ。