布団の上に投げたカバンを掴み上げてチャックを開ける。
「どこ…どこにあるの……!?」
なかなか見つからずにカバンを逆さまにして振ると、クラスメイトから盗んだチークのフタが開き、ブラシと粉が散らばる。
「あーーーもう!!」
そんなこともお構いなしにバッグを探す。けれど、どこにもない。
バッグを入れておいたショップ袋が見当たらないのだ。
「嘘でしょ……?学校にいる間に盗まれたの……?まさか……そんな……」
必死になって今日の出来事を回想する。
体育もあったし、移動教室の授業もあった。教室から離れたタイミングで取られた可能性も否定できない。
そのとき、ふいに思い出す。今朝、美波とケンカをしたことを。
『アンタ、あたしにそんなこと言ってタダで済むと思ってんの?』
美波のあの言葉。放課後、誰よりも先に教室を出て行った美波。
「あいつに盗まれたんだ……!!」
疑惑が確信に変わる。信じられない。友達からバッグを盗むなんて。
あたしはスマホを掴み、画面をタップした。
スマホを耳に当てながら呼び出し音に耳をすませる。
「――なんか用?」
電話越しの美波はめんどくさそうな声でそう尋ねた。
「どこ…どこにあるの……!?」
なかなか見つからずにカバンを逆さまにして振ると、クラスメイトから盗んだチークのフタが開き、ブラシと粉が散らばる。
「あーーーもう!!」
そんなこともお構いなしにバッグを探す。けれど、どこにもない。
バッグを入れておいたショップ袋が見当たらないのだ。
「嘘でしょ……?学校にいる間に盗まれたの……?まさか……そんな……」
必死になって今日の出来事を回想する。
体育もあったし、移動教室の授業もあった。教室から離れたタイミングで取られた可能性も否定できない。
そのとき、ふいに思い出す。今朝、美波とケンカをしたことを。
『アンタ、あたしにそんなこと言ってタダで済むと思ってんの?』
美波のあの言葉。放課後、誰よりも先に教室を出て行った美波。
「あいつに盗まれたんだ……!!」
疑惑が確信に変わる。信じられない。友達からバッグを盗むなんて。
あたしはスマホを掴み、画面をタップした。
スマホを耳に当てながら呼び出し音に耳をすませる。
「――なんか用?」
電話越しの美波はめんどくさそうな声でそう尋ねた。



