どうしてよ!どうしてこんなことになってんのよ!!
野次馬が多くなる。スマホを向けるカメラの量もそれに伴って増えていく。
「お客様、落ち着いてください!一度お店の奥へ……――」
「離せよ!!」
カンナの手を思いっきり振り払おうと渾身の力を込めた瞬間、カンナがスッとあたしから手を離した。
抑えられていると思っていた右腕が空を切り、店員の頬めがけて飛んでいく。
アッと思ったときには、あたしの右手は店員の顔のすぐそばまで迫っていた。
マズいと思ったものの、勢いのついたあたしの手は店員の目のあたりをかすめた。
「痛いっ!!」
店員が目を抑えて座り込む。続いてやってきた店員が「誰か!!救急車と警察を!!早く!!」と叫ぶと、辺りは騒然とした。
「あっ、そんな……今の……わざとじゃ……」
「あーあ、砂羽ちゃん~ダメだよ、暴力は~!」
「あ、アンタが手を離したからぶつかっちゃったんでしょ!?全部アンタのせいだから!!」
必死に弁解したとき、カンナの笑みがスッと消え失せた。
「悪いことをしたらちゃんとごめんなさいって言わないといけないんだよ?どうしてそれが言えないの?店員さんの顔を傷付けちゃったんだから、ごめんなさいって言うんじゃないのぉ~?」
「うるさい!!アンタには関係ないでしょ!!」
「類は友を呼ぶって、本当なんだねぇ。さすがは美波ちゃんのお友達」
あたしは床に転がったカバンを掴むと、駆け出した。
その後ろ姿を撮影されている。
「なんで!なんでこんなことに……!!」
あたしは必死の思いで走り続けた。
野次馬が多くなる。スマホを向けるカメラの量もそれに伴って増えていく。
「お客様、落ち着いてください!一度お店の奥へ……――」
「離せよ!!」
カンナの手を思いっきり振り払おうと渾身の力を込めた瞬間、カンナがスッとあたしから手を離した。
抑えられていると思っていた右腕が空を切り、店員の頬めがけて飛んでいく。
アッと思ったときには、あたしの右手は店員の顔のすぐそばまで迫っていた。
マズいと思ったものの、勢いのついたあたしの手は店員の目のあたりをかすめた。
「痛いっ!!」
店員が目を抑えて座り込む。続いてやってきた店員が「誰か!!救急車と警察を!!早く!!」と叫ぶと、辺りは騒然とした。
「あっ、そんな……今の……わざとじゃ……」
「あーあ、砂羽ちゃん~ダメだよ、暴力は~!」
「あ、アンタが手を離したからぶつかっちゃったんでしょ!?全部アンタのせいだから!!」
必死に弁解したとき、カンナの笑みがスッと消え失せた。
「悪いことをしたらちゃんとごめんなさいって言わないといけないんだよ?どうしてそれが言えないの?店員さんの顔を傷付けちゃったんだから、ごめんなさいって言うんじゃないのぉ~?」
「うるさい!!アンタには関係ないでしょ!!」
「類は友を呼ぶって、本当なんだねぇ。さすがは美波ちゃんのお友達」
あたしは床に転がったカバンを掴むと、駆け出した。
その後ろ姿を撮影されている。
「なんで!なんでこんなことに……!!」
あたしは必死の思いで走り続けた。



