イジメ返し3

笑顔を浮かべているのにカンナが何を考えているのか分からない。

楽しそうな笑顔の奥に邪悪な何かが秘められていることに気付いて背筋がゾッとする。

美波のことをあたしはずっと恐れていた。

傍若無人で自己中心的で何事も力でねじ伏せ怖いものなどない美波のことが。

でも、カンナには美波とは違う恐ろしさを感じる。

今までカンナをコントロールできていると思っていた。

金持ちのカンナは良い金ズルになると考えていたあたしの考えが甘かったっていうの?

いや、大丈夫。カンナはあたしのことを試しているだけ。

カマをかけているに違いない。

すると、カンナは突然あたしの腕をガシッと掴んだ。

「さーてと、謝りに行こうか?悪いことをしたら、ごめんなさいは基本だからねぇ」

あたしにそう囁いた後、大声で叫んだ。