「くそっ、早く開け!」
急いでいるせいで玄関扉の鍵穴にうまく鍵が入らない。
何とか鍵を開けて玄関で靴を脱ぎ捨ててリビングへ向かう。
どこに何がしまってあるのか、狭いアパート内のことは全て把握している。
一目散に母親の家計簿や通帳が隠してある棚を開ける。
何事にも几帳面な性格の母は1円単位で現金の管理をしている。
棚の中には数年分の家計簿がしまわれていた。
数冊引っ張り出してテーブルに放り投げる。
その中には俺が美波にケガをさせてしまった年の家計簿があった。
ページをめくり中を確認すると、あることに気が付いた。
「まさか……。嘘だろ、これ……」
毎月支払うものの中に毎月1万の使途不明金がある。
その1万円は美波にケガをさせた翌月から始まっていた。
『Aさんへ支払い』
その記述に心臓がドクンッと震えた。
まさかと思い翌年の家計簿も確認する。
すると、毎月1万円ずつAという人物に支払いをしていることがわかった。
「なんだよ、これ。なんなんだよ……!」
一番新しい物を確認すると、先月も支払っていた記録が残っていた。
6年間、毎月1万円美波の家族に支払っていたっていうのか……?
そんな……。こんなの嘘だ……。
慰謝料も治療費もいらないというから美波と付き合っていたのに。
我慢してきた。美波に何を言われようとずっと我慢し続けてきたのに。
俺の6年間は一体なんだったんだ。
ふざけんな。ふざけんじゃねぇよ!!!
俺の6年間を返せ!俺の自由を……全部返せ!!!
頭の中が沸騰したように熱くなる。
あまりの怒りにうまく息がすえない。
感情を抑えられない。想像をはるかに超える怒りが沸き上がるように口から溢れ出す。
「うわぁぁぁああああああああああーーーーーーーーー!!!」
家計簿を床に叩き付け、それを踏みつけると、俺は玄関扉を開けて外に飛び出した。
急いでいるせいで玄関扉の鍵穴にうまく鍵が入らない。
何とか鍵を開けて玄関で靴を脱ぎ捨ててリビングへ向かう。
どこに何がしまってあるのか、狭いアパート内のことは全て把握している。
一目散に母親の家計簿や通帳が隠してある棚を開ける。
何事にも几帳面な性格の母は1円単位で現金の管理をしている。
棚の中には数年分の家計簿がしまわれていた。
数冊引っ張り出してテーブルに放り投げる。
その中には俺が美波にケガをさせてしまった年の家計簿があった。
ページをめくり中を確認すると、あることに気が付いた。
「まさか……。嘘だろ、これ……」
毎月支払うものの中に毎月1万の使途不明金がある。
その1万円は美波にケガをさせた翌月から始まっていた。
『Aさんへ支払い』
その記述に心臓がドクンッと震えた。
まさかと思い翌年の家計簿も確認する。
すると、毎月1万円ずつAという人物に支払いをしていることがわかった。
「なんだよ、これ。なんなんだよ……!」
一番新しい物を確認すると、先月も支払っていた記録が残っていた。
6年間、毎月1万円美波の家族に支払っていたっていうのか……?
そんな……。こんなの嘘だ……。
慰謝料も治療費もいらないというから美波と付き合っていたのに。
我慢してきた。美波に何を言われようとずっと我慢し続けてきたのに。
俺の6年間は一体なんだったんだ。
ふざけんな。ふざけんじゃねぇよ!!!
俺の6年間を返せ!俺の自由を……全部返せ!!!
頭の中が沸騰したように熱くなる。
あまりの怒りにうまく息がすえない。
感情を抑えられない。想像をはるかに超える怒りが沸き上がるように口から溢れ出す。
「うわぁぁぁああああああああああーーーーーーーーー!!!」
家計簿を床に叩き付け、それを踏みつけると、俺は玄関扉を開けて外に飛び出した。



