美波の目の下の傷は大したことがなかった。
3日後にはガーゼから絆創膏になり、1週間後には絆創膏すら貼らずに登校するようになった。
1か月後には傷など全く分からないぐらいに回復した。
その頃には、美波が触れ回ったのか学校中に俺と美波が付き合っているという噂が広がっていた。
「つーか、付き合うっていつまで?」
「だから、傷が治るまで」
「もう治ってね?」
「治ってない。傷がうずく時があるし。そもそも翔平がやったのに、どうしてあたしが嘘ついてるみたいな言い方するわけ?責任逃れするとか、マジ最低なんだけど」
美波はあれこれと理由をつけては俺を責めた。
そして、俺が美波以外の女と話すだけで激怒し、嫉妬し、その相手を陰でイジメた。
そのターゲットになったのが岩城里子だった。
あの日も、美波に誘われて仕方なくアイツの家に遊びに行った。
でも、家には誰もいなかった。
自分から誘っておいてこれかよ。
心の中でチッと舌打ちをしたとき、タイミングよく美波の家の北側に住む岩城が現れた。
美波の家の前にいた俺に、岩城は軽く頭を下げて家に入ろうとした。
それを俺が引き留めた。
何の気なしに、ただ、暇だったから。理由なんてなかったのに。
それなのに――。
3日後にはガーゼから絆創膏になり、1週間後には絆創膏すら貼らずに登校するようになった。
1か月後には傷など全く分からないぐらいに回復した。
その頃には、美波が触れ回ったのか学校中に俺と美波が付き合っているという噂が広がっていた。
「つーか、付き合うっていつまで?」
「だから、傷が治るまで」
「もう治ってね?」
「治ってない。傷がうずく時があるし。そもそも翔平がやったのに、どうしてあたしが嘘ついてるみたいな言い方するわけ?責任逃れするとか、マジ最低なんだけど」
美波はあれこれと理由をつけては俺を責めた。
そして、俺が美波以外の女と話すだけで激怒し、嫉妬し、その相手を陰でイジメた。
そのターゲットになったのが岩城里子だった。
あの日も、美波に誘われて仕方なくアイツの家に遊びに行った。
でも、家には誰もいなかった。
自分から誘っておいてこれかよ。
心の中でチッと舌打ちをしたとき、タイミングよく美波の家の北側に住む岩城が現れた。
美波の家の前にいた俺に、岩城は軽く頭を下げて家に入ろうとした。
それを俺が引き留めた。
何の気なしに、ただ、暇だったから。理由なんてなかったのに。
それなのに――。



