「あれぇ?」
屋上の扉を開けて、ハッとする。
踊り場には翔平の姿があった。
翔平と向かい合うように立っていた眼鏡をかけた男の子。
震えるその手には二つ折りのメッシュの財布が握られている。
「お前、なんでこんなところにいるんだよ?」
翔平がカンナと桃ちゃんを交互に見つめる。
「桃ちゃん、ごめん~!先に教室に戻ってて~?」
「でも……」
「いいから、ねっ?カンナ、翔平君にお話があるの。桃ちゃんに聞かれたくない話だから、お願い」
桃ちゃんの背中を押す。
桃ちゃんは何度も振り返りながら、カンナに言われるまま階段を下りて行った。
屋上の扉を開けて、ハッとする。
踊り場には翔平の姿があった。
翔平と向かい合うように立っていた眼鏡をかけた男の子。
震えるその手には二つ折りのメッシュの財布が握られている。
「お前、なんでこんなところにいるんだよ?」
翔平がカンナと桃ちゃんを交互に見つめる。
「桃ちゃん、ごめん~!先に教室に戻ってて~?」
「でも……」
「いいから、ねっ?カンナ、翔平君にお話があるの。桃ちゃんに聞かれたくない話だから、お願い」
桃ちゃんの背中を押す。
桃ちゃんは何度も振り返りながら、カンナに言われるまま階段を下りて行った。



